生産設備に関して、本社の八徳織布工場は、日本津田駒製の高速水式織機160台、ベルギー製PICANOL剣式多シャトル格子織機72台、剣式ジャカード機70台、そしてエアジェット織機72台を保有しており、合計で374台の各種織布機を揃えています。これにより、年間で3,600万ヤードのグレイ布を生産しています。
特に、水式織機にはジャカードシステムが装備されており、高速かつ高生産性を実現しています。剣式織機にはコンピュータジャカードとマイクロコンピュータ制御システムが搭載されており、特殊なデザインや多様な原材料に対応でき、少量多品種のニーズに応えることが可能です。エアジェット織機は、高速回転で長繊維・短繊維の織造に対応し、まさに「快速突撃部隊」としての役割を果たします。また、大型ジャカード機は電子ネットワーク制御システムを採用しており、変化の激しいジャカード市場に迅速に対応し、優位性を確保しています。

生産管理は織物の一貫生産の優位性を発揮しています

民国88年に生産・販売運営に参入した富岡仮撚工場は、日本製のMURATA摩擦式仮撚機を12台、大色貨加工糸を生産する設備として導入し、さらに特殊規格加工糸用の錠子式仮撚機を8台導入しました。その後、新型日本TMT摩擦式仮撚機を11台追加導入し、合計31台の設備を保有しています。年間生産量は約24,000トンに達し、垂直統合の目的を達成するだけでなく、生産管理においても紡績から織布までの一貫製造の強みを十分に発揮することが可能です。